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扉
加藤さんと加藤賞
著者: 牧豊1
所属機関: 1筑波大学脳神経外科
ページ範囲:P.311 - P.312
文献購入ページに移動 40歳以下の方はあの一風変わった魅力的な加藤俊男教授(1902-1968)をご存じではないと思う.想い出として語るとき加藤先生より「加藤さん」とお呼びしたほうがやはりピッタリとするお人柄であった.
慶大放射線科教授だった加藤さんの音頭で日本神経放射線懇話会が結成されたのは昭和34年11月である.昭和35年から年1回の研究会が開かれ昭和43年4月に他界されるまで加藤さんは文字通り日本の神経放射線学を育成されてこられた.具体的には,研究会の経費一切は加藤さんが負担されたし,また,神経放射線の諸外国の,特に米国の情報を早く私どもに教えて下さった.学会の動向ばかりでなく先進国の神経放射線の実際が如何に進んだ独立した科の機能をもっているかを機会あるごとに話された.
慶大放射線科教授だった加藤さんの音頭で日本神経放射線懇話会が結成されたのは昭和34年11月である.昭和35年から年1回の研究会が開かれ昭和43年4月に他界されるまで加藤さんは文字通り日本の神経放射線学を育成されてこられた.具体的には,研究会の経費一切は加藤さんが負担されたし,また,神経放射線の諸外国の,特に米国の情報を早く私どもに教えて下さった.学会の動向ばかりでなく先進国の神経放射線の実際が如何に進んだ独立した科の機能をもっているかを機会あるごとに話された.
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