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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻5号

1980年05月発行

文献概要

症例

特異な体型(鼻根部陥凹,三尖手,四肢短小)を有したdevelopmental stenosis of the cervical spinal canalの1症例

著者: 井須豊彦1 伊藤輝史1 岩崎喜信1 都留美都雄1 佐々木信一2

所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2北海道大学精神科

ページ範囲:P.457 - P.461

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Ⅰ.はじめに
 1956年Wolf15)により初めてcervical spondylosisにおける脊髄症状発現には,脊椎管腔前後径の大きさが重要な因子として関与することが指摘され,1964年Hinck3)はdevelopmental stenosis of the cervical spinal canalの概念を提唱した.最近われわれは,50歳男性で,鼻根部陥凹,三尖手,四肢短小等の特異な体型を有し,その脊髄症状発現の主要因が著明な頸椎脊椎管腔前後径の狭小であると老えられたdevelopmental stenosis ofthe cervical spinal canalの1症例を経験したので,文献的考察を加えてここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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