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症例
CB−154投与によりCT scan上腫瘍陰影の消失したForbes-Albright症候群の1例
著者: 小林士郎1 志村俊郎1 中沢省三1
所属機関: 1日本医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.463 - P.467
文献購入ページに移動CB-154(Bromocriptine,2-Br-αergocryptine,Par-lodel®)は,スイスSandoz社により最近開発された合成tripeptide ergot alkaloidでergotoxineに属する.CB-154は,乳汁分泌抑制作用を有することよりLutterbeckら11)が1971年に最初に臨床応用に成功して以来,種々の原因による乳漏症や,高Prolactin(以下,PRLと略)血症の治療に用いられてきた.われわれもこれまでPRL産生下垂体腫瘍の術後に存続する高PRL血症の治療に,CB-154の投与を行い有効な結果を得ているが,今回は,microadenomaにより引き起こされた乳汁分泌,無,月経を呈するForbes-Albright症候群の1例に対し,手術的療法を行わず,CB-154を投与し,興味ある知見が得られたので報告する.
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