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研究
破裂脳動脈瘤のCT—出血所見の検討
著者: 今永浩寿1 山本昌昭1 神保実1 喜多村孝一1 小林直紀2 斉藤由子2
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2東京女子医科大学脳神経センター神経放射線科
ページ範囲:P.623 - P.631
文献購入ページに移動CTが広く普及し,機器の進歩がめざましい今日でも,脳動脈瘤の検索には脳血管撮影が最も重要な検査法であることに変わりない.しかし,患者の状態を大きく左右するのは脳動脈瘤破裂によって生じた頭蓋内血腫,水頭症,脳血管攣縮による脳梗塞等であり,これらの複雑な病態に関してCTは詳しい情報を提供してくれる.また,CTはnon-invasiveでもある所から,現在では急性期のくも膜下出血の患者に対しては脳血管撮影に先立ってまずCTが行われることが多い.
今回は脳動脈瘤破裂によって生じた出血所見を分析し,CTが出血.部位の推定,治療方針の決定,予後推測にどの程度有用であるかを検討した.
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