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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻7号

1980年07月発行

文献概要

症例

α−フェトプロテイン異常高値を呈した乳児Ependymoblastomaの1剖検例

著者: 久保長生1 天野恵市1 岡安勲2 田鹿安彦1 喜多村孝一1

所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2東京女子医科大学脳神経センター第2病理学教室

ページ範囲:P.673 - P.677

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Ⅰ.はじめに
 1歳以下の乳児脳腫瘍の頻度は比較的稀であるが,最近コンピュータ断層撮影(以下CTと略)の導入により診断が容易となり,その頻度が増加する傾向にある.われわれは生後55日目の乳児で水頭症の診断にて入院し,CTスキャン等の検査にて脳腫瘍と診断され,血中α−フェトプロテイン(以下AFPと略)が異常高値を示し,脳室内出血をきたした1例を剖検したので,その詳細を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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