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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻9号

1980年09月発行

文献概要

症例

右利き交叉性失語を呈したthalamic germinomaの1例

著者: 池田幸穂1 樋口皓史1 陳茂楠1 志村俊郎1 中沢省三1

所属機関: 1日本医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.859 - P.864

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I.はじめに
 視床と言語機能との関係については以前より議論の多いところであり,一定の見解を得ていない.最近,われわれは右利き交叉性失語症をはじめ,多彩な臨床症状を呈し興味ある経過をたどった17歳男子の右視床部腫瘍を経験し,しかも病理組織学的にteratomatous componentとtwo cell pattern pinealomaの組織像を合わせもつgerminomaであった,従来多くの論議を呼んできた視床部の言語機能および交叉性失語症について検討する機会を得たので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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