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総説
Positron emission tomographyによる脳循環測定法
著者: 山本(ルカス)八十一1 柴崎尚1 松永政幸1
所属機関: 1
ページ範囲:P.7 - P.21
文献購入ページに移動脳循環に対する歴史的回顧および方法論の検討について,著者の1人である山本は1974年に当誌の総説に既述した27).そのなかで,われわれが新しいpositronの原理を利用したthree dimensionalの脳血流測定法を開発しつつあることを説明した,過去20年間,頭部表面に概かれたγ線検出装置を利用したXe−133 clearance法は,局所脳循環を評価する方法として1960年初期にLassen, Ingvarにより紹介されて以来,臨床分野に広く用いられてきた4,7,15,35).しかしながら,この旧来の81keVという弱いγ線を利用したXe−133 clearance法は,致命的な以下の欠点を持っている.
1)皮質,皮質下での測定値の差が非常に大きい.
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