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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻1号

1981年01月発行

文献概要

総説

Positron emission tomographyによる脳循環測定法

著者: 山本(ルカス)八十一1 柴崎尚1 松永政幸1

所属機関: 1

ページ範囲:P.7 - P.21

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I.緒言
 脳循環に対する歴史的回顧および方法論の検討について,著者の1人である山本は1974年に当誌の総説に既述した27).そのなかで,われわれが新しいpositronの原理を利用したthree dimensionalの脳血流測定法を開発しつつあることを説明した,過去20年間,頭部表面に概かれたγ線検出装置を利用したXe−133 clearance法は,局所脳循環を評価する方法として1960年初期にLassen, Ingvarにより紹介されて以来,臨床分野に広く用いられてきた4,7,15,35).しかしながら,この旧来の81keVという弱いγ線を利用したXe−133 clearance法は,致命的な以下の欠点を持っている.
 1)皮質,皮質下での測定値の差が非常に大きい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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