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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻10号

1981年09月発行

文献概要

研究

聴神経の易傷性と回復能

著者: 関谷徹治1

所属機関: 1弘前大学脳神経外科

ページ範囲:P.1141 - P.1150

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I.はじめに
 聴神経腫瘍手術の究極の目標は,顔面神経機能のみならず,可能ならば聴覚機能をも温存しつつ,腫瘍を全摘することにあるとされ,このことは,近年の診断,治療技術の進歩に支えられて次第に具体化しつつある10,32,42,51)
 一方,聴神経,蝸平およびその栄養血管系が手術などの侵襲に対して極めて易傷性(vulnerability)に富み,聴力温存手術(operation for hearing preservation)が困難であることは多くの臨床的事実が示しているところでもある26,27,45.48)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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