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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻11号

1981年10月発行

文献概要

研究

頭部外傷におけるCPKアイソザイムの評価

著者: 武岸勝之1 桂田菊嗣1 田中良枝2

所属機関: 1大阪府立病院救急医療専門診療科 2大阪府立病院救急医療中央検査科

ページ範囲:P.1237 - P.1240

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I.はじめに
 心臓,肝臓などの疾患,損傷においては,血清酵素学的診断が重要であり,特に臓器特異性を示すアイソザイムの測定が有用となっている,しかし脳においては,酵素学的診断は必ずしも確立されていない.
 CPK (creatine phosphokinase)は組織,特に筋肉に多量に存在し,その病変,損傷をよくあらわす.外傷においては初期に上昇することが多く,病態の推移をある程度反映する.また近年,CPKアイソザでム分離法が確立され,その有用性が認められており,特に急性心筋梗塞において診断的価値が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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