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症例
Dumbbell形頸部神経鞘腫の椎骨動脈撮影の特徴
著者: 佐伯直勝1 佐藤章1 北原聰樹1 辛秀雄1 山浦晶1 末吉貫爾2 牧野博安1
所属機関: 1千葉大学脳神経外科 2千葉県がんセンター脳神経外科
ページ範囲:P.1287 - P.1294
文献購入ページに移動頸部脊髄腫瘍の診断には,従来,頸椎単純撮影,myelography,血管撮影などがあり,最近ではspinal CTが登場し,その診断技術は大きく進歩している.
頸部Dumbbell(以下ダンベル)形神経鞘腫の椎骨動脈撮影の重要性は,1952年のLoveに始まり10),以来,いくつかの症例報告により強調されてきた1-5,8,9,13,17).他の診断法と比較した場合,この種の腫瘍における血管撮影の診断価値は,椎骨動脈の閉塞,圧排編位の有無とその方向,腫瘍のvascularityなどの手術時に不可欠な情報を得られることに要約される.
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