icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻12号

1981年11月発行

文献概要

症例

上位頸髄神経根より発生し,後頭蓋窩に進展した嚢胞性神経鞘腫の3症例

著者: 澤田浩次1 中垣博之1 北村勝俊1 岸川高2 沼口雄治2

所属機関: 1九州大学脳神経病研究施設外科 2九州大学脳神経病放射線科

ページ範囲:P.1425 - P.1430

文献購入ページに移動
I.はじめに
 大後頭孔部の腫瘍は,症状の多彩さ,不明瞭さのために,他の変性疾患などと誤られて手術的治療が遅れがちである.同部の30%が良性髄外腫瘍であることから,foramen magnum syndromeを呈する患者に対しては,常に同部の腫瘍を念頭において検索すべきことが強調されてきた.われわれは,上位頸髄神経から発生し大後頭孔を通って,後頭蓋窩に進展した嚢胞性神経鞘腫を3例経験したので,臨床症状,X線学的所見を述べ,従来の報告とあわせて,診断と治療について考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら