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解剖を中心とした脳神経手術手技
脳底動脈分岐部動脈瘤の手術
著者: 喜多村孝一1 加川瑞夫1 馬場元毅2
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2東京労災病院脳神経外科
ページ範囲:P.1471 - P.1475
文献購入ページに移動脳底動脈分岐部動脈瘤の根治手術で,何とか満足できる成績が得られるようになったのは近年であり,1959年,Drakeの報告がその幕あけである.以来,多くの手技が創案されたが,批判に耐えるものは少なく,この部位の動脈瘤への到達法として現在用いられるものは割合に少ない.
脳底動脈末梢1/3の部に到達する方法は,①subtemporal approach(Drake),②pterional approach(Yasargil),③combined approachなどがある.
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