icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻13号

1981年12月発行

文献概要

研究

急性期脳虚血における酸素輸液剤Fluosol-DAの効果

著者: 石川陵一1

所属機関: 1聖路加国際病院脳神経科 2

ページ範囲:P.1503 - P.1508

文献購入ページに移動
I.はじめに
 fluorocarbonが酸素および炭酸ガスの運搬能を持つことは,1966年Clark4)により,その代用血液としてのパイオニア的基礎研究が行われた.以後数多くの基礎実験,特にこれらの物質の精製,および毒性を取り除く種種の研究が主に日本および米国においてなされてきた.
 現在,最も効果的なfluorocarbonとして知られるfluosol-DAは,最近日本で開発されたもので,perfluorodecalinとperfluorotripropyamineを非イオン系の表面活性剤pluronic-F-58を用いて懸濁液化したものであり,イントラリピッド,グリセロールや脂肪酸を用いて等滲透圧にしたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら