icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻2号

1981年02月発行

文献概要

研究

正常圧水頭症におけるInfusion testとその意義

著者: 近藤勉1 坪川孝志1 土居暢庸1 菅原武仁1 森安信雄1

所属機関: 1日本大学脳神経外科

ページ範囲:P.157 - P.162

文献購入ページに移動
I.はじめに
 Hakim, Adamsら(1964,1965)によって正常圧水頭症の概念が提唱されて以来,正常圧水頭症は多くの人々の注目を浴びてきた.しかし,その原因疾患は,くも膜下出血,頭部外傷,脳腫瘍,髄膜炎,脳手術後状態等,種々であり,したがってその頭蓋内病態も種々のものが含まれ,shunt術の効果も症例によって異なる.正常圧水頭症に対するshunt術の効果を術前に判定するための種々の工夫が行われてきたが,いまだ手術効果を的確に予知することはできない.そこでわれわれは,正常圧水頭症に対する病態把握とshunt術効果の判定法の1つとして,脳室内infusion testを施行し,volume-pressure relationshipの種々なる検討を行い,いくらかの知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら