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総説
原発性鞍上部Germinoma(Pinealoma)
著者: 木下和夫1
所属機関: 1宮崎医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.227 - P.239
文献購入ページに移動I.はじめに
松果体腫瘍は比較的稀な頭蓋内腫瘍であるが,わが国での頻度は欧米の数倍にもなることは広く知られており,その特異な発生部位,生物学的特徴等から,長期間,多方面から研究の対象となっている.
本腫瘍の国際的名称はKrabbeにより提称され,Bailey and Cushingにも受け継がれたpinealomaであった.しかしその名称,分類もhistopathogenesisに対する見解の相違から,現在も必ずしも統一されているとはいえない.
松果体腫瘍は比較的稀な頭蓋内腫瘍であるが,わが国での頻度は欧米の数倍にもなることは広く知られており,その特異な発生部位,生物学的特徴等から,長期間,多方面から研究の対象となっている.
本腫瘍の国際的名称はKrabbeにより提称され,Bailey and Cushingにも受け継がれたpinealomaであった.しかしその名称,分類もhistopathogenesisに対する見解の相違から,現在も必ずしも統一されているとはいえない.
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