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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻3号

1981年03月発行

文献概要

研究

CTによる脳内血腫量の測定

著者: 多田明1 久田欣一1 鈴木尚2 角家暁2

所属機関: 1金沢大学医学部核医学教室 2金沢医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.251 - P.256

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I.はじめに
 Computed Tomography (以下CT)の出現は,神経放射線診断に大きな変化をもたらし,高血圧性脳出血にあたっては血腫の存在は100%診断でき,同時にその局在,脳室穿破,水頭症の有無も正確に診断することができる.
 血腫とその進展範囲の正確な診断と経時的な観察によって,新しい知見が多く報告されている.
 われわれは,高血圧性脳出血における脳内血腫体積と,意識レベル,予後との相関について検討しているが4),今回は特にその基本となる血腫量測定法と,プリントアウトデータとCRT上の視覚計測との比較,partial volume effectの補正,血腫長軸と体積の相関,体積測定の簡易法について検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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