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研究
正常圧水頭症における精神症状の神経生理学的研究—手術適応の選択におけるContingent negative variationの応用
著者: 片山容一1 坪川孝志1 築山節1 西本博1 森安信雄1
所属機関: 1日本大学脳紳経外科
ページ範囲:P.315 - P.323
文献購入ページに移動正常圧水頭症(normal pressure hydrocephalus, NPH)にみられる精神症状は,その三主徴のひとつとして診断上重要な症状である1,9,13,20,25-27,46).その症候は,記憶障害とslowness and paucity of thought andaction, laek of spontaneity and initiative, faulty concentration, distractability, lack of interest, apathy, inertia1)等と記述される無為的状態9)とが主体となっているが,このような状態はbehavioralにはmood depressionと類似しており,なかでもdementiaにdepressionが伴っているものやdepressive pseudodementiaとの鑑別が必要であることがしばしば指摘されてきた1,3,9,25,34,37,38,40,45).
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