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総説
神経線維腫症—脳神経外科の立場から
著者: 半田譲二1 小山素麿2
所属機関: 1滋賀医科大学脳神経外科 2大津市民病院脳・神経外科
ページ範囲:P.439 - P.452
文献購入ページに移動本症の記載は極めて古いが,1882年にv.Recklinghausen132,138)が過去の報告例に自験例を加えて詳細に報告してから,彼の名を冠して通常v.Recklinghausen病と呼称されている.当時は,皮膚,末梢神経,自律神経の多発性腫瘍と,皮膚のcafe-au-lait spotsを伴う,家族性,遺伝性(autosomal dominant)96)の疾患と理解されていたが,その後,脳・脊髄・脳神経・脊髄神経・脳膜の腫瘍や発生異常,血管系の病変,知能障害あるいは痙攣発作の合併等があいついで報告され,その表現は多彩を極める3).
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