icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻4号

1981年03月発行

文献概要

症例

Rathke's cleft cystの1症例

著者: 木矢克造1 原川廉1 森信太郎1 魚住徹1 井藤久雄2

所属機関: 1広島大学脳神経外科 2広島大学第1病理

ページ範囲:P.517 - P.521

文献購入ページに移動
I.はじめに
 Rathke's cleftは正常な下垂体にも13-22%8,24,25)の頻度でみられるといわれている.ところがそれが増大し嚢腫として見つかった例は稀で,1913年Goldzieher9)が剖検例で報告して以来,現在まで少なくとも45例の報告がなされている.本邦では1977年Yoshidaら31),1979年伊関ら13),斎藤ら23)の3例が報告されているにすぎない.
 ところで無症状で発見されたRathke's cleft cystは剖検時偶然見つかったものがほとんどであるが,われわれはsubclinical pituitary adenomaの疑いで手術をしたところRathke's cleft cystと診断した1症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら