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症例
Cervical spondylolisthesisの女性例
著者: 小山素麿1 五十嵐正至1 花北順哉2
所属機関: 1大津市民病院脳神経外科 2京都大学脳神経外科
ページ範囲:P.639 - P.642
文献購入ページに移動腰椎すべり症(lumbar spondylolisthesis)は腰痛の主要な原因の1つで人口の約5%にみられるという報告4)さえある.これに対し頸椎すべり症(cervical spondy lolisthesis)は極めて稀な病態といわれ,PerlmanとHawes10)が1951年に第1例を発表して以来,約20症例を数えるのみである.
好発部位はC6/7であり,頭痛,項部痛,ときに根性痛を主訴としている.
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