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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻6号

1981年05月発行

文献概要

研究

小児頭部外傷の病態—CT所見を中心に

著者: 杉浦誠1 森伸彦1 横須賀麗子1 山本昌昭1 今永浩寿1 杉森忠貫1 神保実13 喜多村孝一1 河野宏2

所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2下館市民病院脳神経外科 3東京女子医科大学第二病院

ページ範囲:P.697 - P.704

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I.はじめに
 小児頭部外傷では,成人と異なり,局所神経症状よりも,むしろ頭痛,嘔吐,不機嫌,貧血等,全身症状が前景に出ることが多い.したがって臨床症状のみから頭蓋内血腫や脳挫傷の存在を早期に診断することは困難な場合が少なくない.このような場合,無侵襲のCTが診断上極めて有用であることはいうまでもない.
 本研究では,15歳以下の小児頭部外傷について,急性期から慢性期にいたるCT像を臨床所児,脳波所見等と比較した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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