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文献概要
先達余聞
Alfonso Asenjo Gómez(1906.6.17-1980.5.19)
著者: 鈴木二郎1
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科
ページ範囲:P.870 - P.873
文献購入ページに移動 1959年の2月の初旬,窓外には雪があり,寒い日だった.桂先生がお呼びだという.34歳の私はその頃,脳研究班のチーフとして,手術の大部分をまかされていた.
「君,私の南米のチリの友人でアッセンホという男(Fig.1)がいるけれども,第8回のラテンアメリカの脳神経外科学会の会長になったから来いといってよこしたんだ.私のかわりに銭を工面して行ってこないか,演題は私がドイツに行っているときに君が経験したPinealomaの3手術成功例でいいんじゃないか」
「君,私の南米のチリの友人でアッセンホという男(Fig.1)がいるけれども,第8回のラテンアメリカの脳神経外科学会の会長になったから来いといってよこしたんだ.私のかわりに銭を工面して行ってこないか,演題は私がドイツに行っているときに君が経験したPinealomaの3手術成功例でいいんじゃないか」
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