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総説
中枢神経系の海綿状血管腫(Cavernous angiomas)
著者: 和賀志郎1
所属機関: 1三重大学脳神経外科
ページ範囲:P.881 - P.895
文献購入ページに移動I.はじめに
Willis151)は血管腫に関して(1)大部分の血管腫は真の腫瘍ではなく血管奇形(vascular malformation)あるいは過誤腫(hamartoma)である;(2)真性腫瘍と区別が困難であることがある;(3)血管が豊富であることのためにangiomatousという言葉が誤って用いられてきた;(4)間質の増殖能が多様性である;などの特徴を挙げている.
Zülch(1956)155)は中枢神経系の血管奇形および血管性腫瘍を次のように分類した.
Willis151)は血管腫に関して(1)大部分の血管腫は真の腫瘍ではなく血管奇形(vascular malformation)あるいは過誤腫(hamartoma)である;(2)真性腫瘍と区別が困難であることがある;(3)血管が豊富であることのためにangiomatousという言葉が誤って用いられてきた;(4)間質の増殖能が多様性である;などの特徴を挙げている.
Zülch(1956)155)は中枢神経系の血管奇形および血管性腫瘍を次のように分類した.
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