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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻8号

1981年07月発行

文献概要

症例

胃癌による慢性DICに続発したと思われる硬膜下血腫

著者: 古井倫士12 堀汎1 景山直樹2 河野親夫3

所属機関: 1公立陶生病院脳神経センター脳神経外科 2名古屋大学脳神経外科 3公立陶生病院脳神経センター神経内科

ページ範囲:P.935 - P.939

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I.はじめに
 硬膜下血腫が悪性腫瘍の患者に外傷の既往もなく発症することが,稀ではあるが報告されている,その成因は主として硬膜の病理所見に基づいて論じられているが3,11),今回われわれは末期胃癌患者に発症した硬膜下血腫で,その発症にdisseminated intravascular coagulation(DIC)を示唆する凝固異常が関与したと思われた症例を経験したので報告し,成因について文献的考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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