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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科9巻8号

1981年07月発行

文献概要

症例

脊髄髄内転移腫瘍の1例

著者: 西尾俊嗣1 福井仁士1 佐藤雄二2 荒木邦治3

所属機関: 1九州大学脳研外科 2九州大学神経病理 3九州大学神経内科

ページ範囲:P.969 - P.973

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I.はじめに
 中枢神経系への転移腫瘍のうち,脊髄髄内への転移は稀であり1,12,15,16),臨床的には転移性脊髄病変による症状が他臓器症状に先行し,臨床診断が困難な場合がある7,17,19).われわれは,上肢痛,四肢脱力等の脊髄症状にて発症し,臨床経過中確定診断が困難で,発症より6カ月後の剖検により脊髄髄内および他臓器への広範な転移を認めた肺癌の1症例を経験した.症例を報告し,脊髄髄内転移腫瘍の診断上の問題点につき考察を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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