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文献詳細

雑誌文献

検査と技術1巻3号

1973年06月発行

文献概要

臨床検査技師のための 生物学

細胞分裂

著者: 和田優12

所属機関: 1大東文化大学 2大東医学技術専門学校

ページ範囲:P.24 - P.27

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 生物の生長は,生物体を構成している細胞の数の増加によって起こる.また後継ぎの細胞を作って子孫を残す.このような生物個体の生長や種族の維持のもとになる現象が細胞分裂である.
 細胞分裂に関する研究は,近年の研究技術の進歩によって容易に行なえるようになった.特に人類の染色体研究は著しく進歩し,生物学,医学における基礎的研究はもとより,臨床医学へ応用されるようになった.現在,染色体検査はいろいろな先天的異常や性異常患者あるいは癌患者などの診断に重要視されるようになっている.しかしこれらの具体的なものについては,あとに予定している遺伝の中で扱いたいので,ここでは異常を研究する前に,基礎的知識として必要な正常な場合についての知識を述べておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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