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最近の検査技術
フィブリン体分解物(FDP)
著者: 藤巻道男1
所属機関: 1東京医大臨床病理
ページ範囲:P.33 - P.36
文献購入ページに移動 フィブリン体分解物(FDP)とは,線維素溶解酵素であるプラスミンがフィブリン体であるフィブリノゲンおよびフィブリンを分解し,その分解されて産生された物質を,一般にはFDP(fibrinogenand fibrin degradation products)と呼称している.そのほかにFSP(fibrinogen and fibrin split products),またはFBP(fibrinogen and fibrin break-down products)ともいわれている.
FDPは,さらにフィブリノゲンから由来する分解物をFDP,フィブリンから由来する分解物をfdpと記載して両者を分類しているが,わが国ではフィブリノゲン分解物をFgDP,フィブリン分解物をFDPと記載することが多い.このようなフィブリン体分解物(FDP)について,理解しやすく分類し,その概略について述べる.
FDPは,さらにフィブリノゲンから由来する分解物をFDP,フィブリンから由来する分解物をfdpと記載して両者を分類しているが,わが国ではフィブリノゲン分解物をFgDP,フィブリン分解物をFDPと記載することが多い.このようなフィブリン体分解物(FDP)について,理解しやすく分類し,その概略について述べる.
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