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文献詳細

雑誌文献

検査と技術1巻3号

1973年06月発行

文献概要

最近の検査技術

フィブリン体分解物(FDP)

著者: 藤巻道男1

所属機関: 1東京医大臨床病理

ページ範囲:P.33 - P.36

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 フィブリン体分解物(FDP)とは,線維素溶解酵素であるプラスミンがフィブリン体であるフィブリノゲンおよびフィブリンを分解し,その分解されて産生された物質を,一般にはFDP(fibrinogenand fibrin degradation products)と呼称している.そのほかにFSP(fibrinogen and fibrin split products),またはFBP(fibrinogen and fibrin break-down products)ともいわれている.
 FDPは,さらにフィブリノゲンから由来する分解物をFDP,フィブリンから由来する分解物をfdpと記載して両者を分類しているが,わが国ではフィブリノゲン分解物をFgDP,フィブリン分解物をFDPと記載することが多い.このようなフィブリン体分解物(FDP)について,理解しやすく分類し,その概略について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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