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実習日誌
真剣に,そして常に謙虚に
著者: 深田靖彦1
所属機関: 1松江赤十字病院検査部
ページ範囲:P.32 - P.32
文献購入ページに移動 私にとって,ほんとうに念願であった虎の門病院臨床生化学検査部での研修が実現したのは,昨年9月半ば,まだ残暑厳しいおりであった.臨床化学の現場にはいって6年ほど経験のある私ではあったが,いまだに暗中模索の状態にあったので,今回の研修でひとつの方向が開けるのではないかという期待もあった.
私はこの研修の目的として,次のような点をテーマにして取り組もうと思った.まず技術面の研修,これが第一義であったことはいうまでもない.虎の門生化学が日本はおろか,世界でも有数の検査室であるという事実.ともすると停滞しがちな私たちの検査室の技術的レベルを少しでも向上させるべく,虎の門の検査技術を学ぶということである.2番めに,制約された人員,スペース,乏しい予算,それに多忙をきわめるルーチン業務,そんな検査室の現状にあって,毎年多数の論文が出され,また学会ですぐれた発表がなされる虎の門の検査室.それらのテーマがいったいどこからどのようにして出てくるのか.そしてそれらのテーマの解決に費やされるエネルギーがどこから生まれてくるのか.私ならずとも注目するところである.
私はこの研修の目的として,次のような点をテーマにして取り組もうと思った.まず技術面の研修,これが第一義であったことはいうまでもない.虎の門生化学が日本はおろか,世界でも有数の検査室であるという事実.ともすると停滞しがちな私たちの検査室の技術的レベルを少しでも向上させるべく,虎の門の検査技術を学ぶということである.2番めに,制約された人員,スペース,乏しい予算,それに多忙をきわめるルーチン業務,そんな検査室の現状にあって,毎年多数の論文が出され,また学会ですぐれた発表がなされる虎の門の検査室.それらのテーマがいったいどこからどのようにして出てくるのか.そしてそれらのテーマの解決に費やされるエネルギーがどこから生まれてくるのか.私ならずとも注目するところである.
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