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文献詳細

雑誌文献

検査と技術1巻4号

1973年07月発行

文献概要

技術講座 血液

血色素量の測定(シアンメトヘモグロビン法)

著者: 小沼哲1

所属機関: 1練馬医師会医療検査センター

ページ範囲:P.60 - P.61

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1.血色素とは
 血色素(hemoglobin)は赤血球内にあって赤血球に赤味を与えるタンパク質で,無色のグロビン(globin)1分子と,鉄を含んだ色素化合物ヘム(heme)4分子が結合したものである.
 "肺で血液(赤血球)が空気に接すると血色素と空気中の酸素は結合する.それが血流によって身体各組織に運ばれ,そこで酸素を放出して酸化作用を営む,その結果発生した炭酸ガスは,酸素同様血色素と結合して肺に運ばれ,肺胞を介して放出される.炭酸ガスを放出した血色素は再び酸素と結合する".以上の働きのほかに,血色素は血液の酸‐塩基緩衝作用にも関与している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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