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文献詳細

雑誌文献

検査と技術1巻5号

1973年08月発行

文献概要

臨床検査技師のための 生物学

生体内の環境

著者: 和田優12

所属機関: 1大東文化大学 2大東医学技術専門学校

ページ範囲:P.24 - P.27

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 高等な生物のからだは多数の細胞が集まって作られている.これらの細胞は1つの受精卵が分裂してできたものである.受精卵が分裂をくり返しているうちに,さまざまな形態をもち,機能をもった細胞ができる.これらの細胞のおのおのが,さらに分裂して,おのおののもつ形態や機能と同じ細胞をふやす.これらの細胞は一定の配列をして,結びついている.このような同じ形態,機能をもつ細胞どうしの集まりを組織(tissue)という.また2種以上の組織が集まって,決まった構造と機能をもったものを器官(organ)という.
 多細胞動物の体は,いろいろな器官からできている.そしてそれらの器官の間にあるすき間はもちろん,器官を構成している組織や細胞の間も体液(body fluid)で満たされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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