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文献詳細

雑誌文献

検査と技術1巻5号

1973年08月発行

文献概要

最近の検査技術

血球酵素

著者: 三輪史朗1

所属機関: 1山口大・第3内科

ページ範囲:P.33 - P.36

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 赤血球や白血球あるいは血小板は生きた細胞であり,その中には多くの種類の代謝に必要な酵素が含まれている.いろいろの病態でこれらの酵素のうちのあるものが増加したり減少したりする.また先天性の疾患で生まれつき酵素を欠乏するものもある.したがって血球酵素の測定はある種の病気の診断上必要であるし,また酵素活性値の変動をみることが病気の経過や予後を判定するうえにたいへん参考になることがある.血小板の酵素についてはまだ診断上広く用いられるほどにはなっていないので,ここでは初めに赤血球酵素,次いで白血球の酵素について,診断上必要な酵素の測定法やその意義について述べてみることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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