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文献詳細

雑誌文献

検査と技術1巻6号

1973年09月発行

文献概要

技術講座 血液

血液検査と遠心器(ヘマトクリット値測定)

著者: 小沼哲1

所属機関: 1練馬医師会臨床検査センター

ページ範囲:P.60 - P.61

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 臨床検査で遠心沈殿器(以下遠心器)を使うケースは多い.遠心器を使う目的は比重の異なる物質の分離にあり,使用過程で遠心力について一応の目安とする数値はあるが,きびしく一定遠心力を日常検査に求めることは比較的まれである.
 血液検査部門での遠心器使用は単に血球成分と血漿成分の分離といったものもあるが,ヘマトクリット値測定,血液凝固検査における血小板分離などは遠心力が規定され,この条件が守られてはじめて検査データとしての意味をもつものである.したがって遠心器についても顕微鏡や光電比色計同様その構造,性能,操作法について十分なる知識をもっていなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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