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文献詳細

雑誌文献

検査と技術1巻6号

1973年09月発行

文献概要

技術講座 細菌

培地の作り方,使い方・2

著者: 小栗豊子1

所属機関: 1順大病院中検

ページ範囲:P.64 - P.65

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 培地作成のための細かい一連の操作については第5回で解説した.日常検査に用いられる培地の種類は実に多く,その作成法,保存法はそれぞれの培地により多少異なる.検査室では乾燥培地が広く使われているが,最近では生培地が市販され,購入と同時に使用できるものも普及しつつある.このように培地作成は検査技術の発展とともに検査室の仕事から姿を消してゆく傾向にある.しかし前にも述べたように,細菌検査の正確度は培地の良否に大きく影響されるものであるから,検査に携わる技師は単にこれらの培地の使い方を学ぶのみでなく,培地作成の過程およびその機構にも理解を深め,培地の性能をときどき点検する必要がある.今回は日常検査に用いる頻度の高い培地について作成法,使い方について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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