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技術講座 生理
筋電図検査のコツ
著者: 石山陽事1
所属機関: 1虎の門病院臨床生理検査部
ページ範囲:P.68 - P.69
文献購入ページに移動 筋電図とは筋の収縮(興奮)に伴う電気現象を記録したものである.骨格筋については脊髄前角細胞,神経線維,筋端板,筋自身などの疾患の状態を知る手がかりを得る臨床上重要な検査法のひとつとされている.
筋電図のひとつひとつの放電波形については振幅の範囲は広く,10μVから10mVに及んでいる.持続時間については数msecで非常に短く,スパイク状の放電波形に類似している.したがってこのような現象を忠実に記録するためには,心電計や脳波計のようなペン書き記録計では周波数応答の点で問題があり,筋電計の代用としては臨床的に役だたない.波形の観察と記録にはブラウン管オシロスコープを使用するのが普通である.
筋電図のひとつひとつの放電波形については振幅の範囲は広く,10μVから10mVに及んでいる.持続時間については数msecで非常に短く,スパイク状の放電波形に類似している.したがってこのような現象を忠実に記録するためには,心電計や脳波計のようなペン書き記録計では周波数応答の点で問題があり,筋電計の代用としては臨床的に役だたない.波形の観察と記録にはブラウン管オシロスコープを使用するのが普通である.
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