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最近の検査技術
ラジオイムノアッセイ
著者: 宮井潔1
所属機関: 1阪大・中検
ページ範囲:P.33 - P.36
文献購入ページに移動ところで,抗体を使わなくとも,測定すべき物質と特異的に結合する結合体があれば,抗体の代わりに使って同様な測定ができるはずで,このような特異結合タンパクを用いた場合はcompetitive protein binding analysis,また組織に存在するホルモン受容体のようなものを用いる場合にはradioreceptor assayと呼び,これらとラジオイムノアッセイとを合わせてcompetitive radioassayと総称している.また同様な原理ではあるが,結合の割合をみる場合にRIを用いないで,electron spin resonance(ESR)によって行なうこともでき,これはspin immunoassayと称してモルフィンの測定法として報告されている2).
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