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文献概要
臨床検査技師のための 生物学
栄養・1—動物と植物との違い
著者: 和田優12
所属機関: 1大東文化大 2大東医学専門学校
ページ範囲:P.24 - P.27
文献購入ページに移動 すべての生物は生きているかぎり,取り入れた食物あるいは養分から,それぞれのからだに特有な体物質を作り,それでからだを構成し,また維持しながら生きている.
この体物質の作り方によって,生物は2つに分けられる.すなわち,無機物と太陽エネルギーとから,体物質を完全に合成することのできるものと,できないものとがある.前者は植物で,後者は動物である.植物は生活に必要な有機物を地球上のどこにも存在する無機物から合成し,またその合成の時に必要なエネルギーも自力でまかなうことができる*.そこで,植物を独立栄養生物と呼ぶ.
この体物質の作り方によって,生物は2つに分けられる.すなわち,無機物と太陽エネルギーとから,体物質を完全に合成することのできるものと,できないものとがある.前者は植物で,後者は動物である.植物は生活に必要な有機物を地球上のどこにも存在する無機物から合成し,またその合成の時に必要なエネルギーも自力でまかなうことができる*.そこで,植物を独立栄養生物と呼ぶ.
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