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文献概要
マクロとミクロ
骨髄
著者: 川村明義1
所属機関: 1東大医科学研究所
ページ範囲:P.6 - P.7
文献購入ページに移動 血球産生は胎生期で骨髄,肝,脾などで行なわれているが,しだいに骨髄外での造血が退縮し,骨髄に限定されてゆく.胎生期後期〜新生児期には旺盛な血液産生を反映して骨髄は赤色髄(活動性骨髄あるいは造血髄)のみであるが,成長するにしたがって,非活動性で,脂肪細胞から成る黄色髄が増加し,成人ではこれら赤色髄,黄色髄の比がほぼ1:1の割合となっている.
赤色髄は椎骨,肋骨,胸骨,頭蓋骨層板などに見られ,その他の長管骨骨髄は黄色髄が多く見られ,これらを合わせると体重の4.5%(約2,600g)を占めている.
赤色髄は椎骨,肋骨,胸骨,頭蓋骨層板などに見られ,その他の長管骨骨髄は黄色髄が多く見られ,これらを合わせると体重の4.5%(約2,600g)を占めている.
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