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技術講座 生理
超音波診断装置による検査のコツ
著者: 石山陽事1
所属機関: 1虎の門病院臨床生理検査部
ページ範囲:P.68 - P.69
文献購入ページに移動電波も音波も周波数(f)と波長(λ)の積は一定値(c),すなわちc=f×λという関係式がある.電波ではcは光速(30×107m/秒)と同じであるが,音波におけるcは音速を示し,これは媒質によって異なる.たとえば空気中では340m/秒,水中では1500m/秒であり,生体はほぼこの水中と同じである,しかし生体内部においてはいろいろ異なった組織があり,少しずつ媒質の性質や密度を異にする.このような媒質密度の相違によって音速もまた少しずつ異なっている.このような性質を表わす用語に音響インピーダンスということばがある.音響インピーダンスは媒質の密度と音速の積で表現される.
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