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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻11号

1982年11月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの? 筋電図検査・3

誘発筋電図の応用

著者: 村井由之1

所属機関: 1産業医科大学神経内科

ページ範囲:P.962 - P.965

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 誘発筋電図とは,末梢神経や筋肉に電気的またはその他の刺激によってその支配筋に誘発される筋活動電位を記録する方法で,運動神経伝導速度,F波を指標とした伝導速度,神経筋伝達検査,H波による前角細胞興奮性の検査などに応用されている.ここでは,この順に基礎理論―なぜそうなるのか説明するが,運動神経伝導速度とF波を指標とした伝導速度については,別の項で詳しく述べられるはずなので,ごく簡単に原理だけを述べるにとどめる.筋の直接刺激については,実験的には行われているが,日常の臨床診断法としては用いられていないので,ここでは触れない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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