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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻11号

1982年11月発行

技術講座 生理

誘発電位・3

視覚

著者: 安達恵美子1

所属機関: 1千葉大学眼科

ページ範囲:P.977 - P.982

文献概要

 諸種の感覚刺激によって誘発される電位は総称,誘発電位(evoked potentials;EPs)といわれる.そのうち,視覚をよび起こす外界の刺激,すなわち光の点滅,図形,色などによって誘発されて,視覚領のある後頭部付近で電極をおいて記録できる電位を視覚誘発電位と呼称している.ヒトでは,同じような光の刺激で誘発される電位は眼球の角膜上に電極を装置しても記録できる.この場合の電位は網膜にその発生源があるので,網膜電図(流)(electroretinogram;ERG)と呼ばれ,一般には,誘発電位という言葉は用いない.しかし広義には視覚誘発電位である.
 本稿では,後頭結節付近の頭皮上に電極をおいて記録される視覚誘発電位について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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