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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻11号

1982年11月発行

文献概要

マスターしよう基本操作B

病理自動染色機の使い方

著者: 横山友子1 原田弥生1

所属機関: 1関東逓信病院 病理学検査科

ページ範囲:P.1005 - P.1012

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 現在国内で市販されている20数種の自動染色装置は,大別すると二つの方式に分類できる.一つはバット染色方式であり,他はプラテン方式といわれ,微量の使い捨ての液を用いて標本1枚1枚を染めていく方法である.
 自動染色装置を用いてのH・E染色は,日常検査としての大量標本の処理には十分役立つているが,脱灰標本や脳の染色,また1〜2μmの腎,リンパ節,骨髄など超薄切片の染色に利用することはかなり困難なことである.一方PAP染色では,集団検診を含む日常検査の大量標本の染色にはきわめて有用であり,また染色結果を安定させるうえでも良い成果をあげている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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