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知っておきたい検査機器
炭酸ガス培養装置
著者: 村瀬光春1
所属機関: 1愛媛大学病院中央検査部
ページ範囲:P.1103 - P.1107
文献購入ページに移動 炭酸ガス培養装置は,庫内を常に一定の炭酸(CO2)ガス濃度と湿度が維持できるように設計された孵卵器である.その使用目的は,①増殖するためにCO2ガスが必要な細菌(例えばリン菌,髄膜炎菌,ブルセラなど)の培養,②ウイルス検査における組織培養,③細胞性免疫機能検査におけるリンパ球の培養,などに用いられる.
最近では免疫学の目覚しい進歩にともなって,細胞性免疫機能検査が臨床検査として広く用いられるようになり,リンパ球を培養する機会が多くなってきた.特にシャーレで細胞培養するときには,培養液のpHを維持するために一定濃度のCO2ガスを含んだ環境が必要とされるために炭酸ガス培養装置が不可欠である.
最近では免疫学の目覚しい進歩にともなって,細胞性免疫機能検査が臨床検査として広く用いられるようになり,リンパ球を培養する機会が多くなってきた.特にシャーレで細胞培養するときには,培養液のpHを維持するために一定濃度のCO2ガスを含んだ環境が必要とされるために炭酸ガス培養装置が不可欠である.
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