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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻2号

1982年02月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの? 分離分析シリーズ・2

クロマトグラフィー—薄層,カラム

著者: 久保博昭1

所属機関: 1北里大学薬学部

ページ範囲:P.124 - P.130

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 クロマトグラフィー(chromatography)は,最初に着色物質の分離に用いられた方法で,名称はギリシア語のchroma(色)とgraphos(記録)に由来したものである.現在は無色の物質の分離にも用いられている分離分析手段である.
 クロマトグラフィーの原理は,固定相と呼ばれている大きな表面積を持つ物質と,これに接して流れる移動相と呼ばれる物質との間に試料の混合物を分布させ,この両相への試料物質の親和性の差を利用して各成分に分離していく方法である.またクロマトグラフィーを行う装置をクロマトグラフ(chromatograph)と呼び,分離した結果を記録したものをクロマトグラム(chromatogram)と呼ぶ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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