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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻2号

1982年02月発行

文献概要

技術講座 細菌

サルモネラの分離と同定

著者: 坂井千三1 高橋正樹1

所属機関: 1東京都立衛生研究所細菌第一研究科

ページ範囲:P.142 - P.147

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 サルモネラ(Salmonella)はある特定の性状を示す一群の細菌の属名である.本菌感染症は,感染像の違いから,チフス性疾患と急性胃腸炎(食中毒)とに大別される.チフス性疾患の原因菌となるのは,チフス菌(S.typhi),パラチフスA菌(S.ParatyPhi A),パラチフスB菌(S.ParatyphiB)及びS.sendaiなどであり,その他の大部分のサルモネラは急性胃腸炎を起こす.
 前者のチフス性疾患起因菌のうち,チフス菌とパラチフスA菌及びB菌は,法定伝染病の原因菌であるから,いずれの検査室でも必ず血清型まで確実に検査する必要がある.しかし,後者の急性胃腸炎の原因となるサルモネラの血清型は極めて多彩であるので,サルモネラか否かの確認と,さらに必要に応じて血清型まで検査を進めればよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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