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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻3号

1982年03月発行

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

白血球の顆粒—好酸球と好塩基球

著者: 木村郁郎1 谷崎勝郎2

所属機関: 1岡山大学第二内科 2岡山大学医学部第二内科

ページ範囲:P.215 - P.220

文献概要

 好酸球,好塩基球はいずれも血液細胞であり,生理的条件下では主として末梢血液中に存在する.なんらかの病的条件が出現したとき,反応局所への両細胞の遊走や末梢血液中の両細胞の数的変動が観察される.好酸球,好塩基球が関与する病的条件や疾患はかなりの数にのぼるが,なかでもアレルギー性疾患における検討が最も盛んに行われている.アレルギー性疾患では,末梢血液中の両細胞の数的変動や反応局所への遊走状態等のin vivoの観察以外に,in vitroでの両細胞顆粒から遊離される物質の測定や形態的変化の観察も行われている.本項では,まず好酸球,好塩基球の観察方法について比較検討し,ついでin vitroでの実験方法についても簡単に述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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