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技術講座 生化学
血清蛋白分画
著者: 山岸安子1
所属機関: 1自治医科大学病院臨床病理部
ページ範囲:P.231 - P.236
文献購入ページに移動しかし,日常臨床検査法として最も用いられている方法は,セルロースアセテート電気泳動法や免疫電気泳動法であり,これらの分画により血清蛋白成分に異常が認められた場合に,いろいろな分画方法を利用して検索が進められ,臨床診断の一助となり,治療,経過観察,予後判定の診断に応用される.したがって,血清蛋白に異常があるか否かスクリーニングするセルロースアセテート電気泳動法は重要な日常検査法であり,また,この方法によって得られる5〜6分画値の成績は,ほかの酵素活性測定など単項目の測定から得られる成績より臨床的意義は大きく,この分画法をマスターすることは重要である.ここでは,セルロースアセテート電気泳動法について技術解説する.
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