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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻3号

1982年03月発行

マスターしよう基本操作B

pHメータの使い方

著者: 大澤久男1 𠮷野二男2

所属機関: 1(株)富士電機総合研究所 2神奈川県立衛生短期大学

ページ範囲:P.257 - P.264

文献概要

 ガラス電極を使用するpH(ピーエチ)メータは,体液(血液,尿,細胞液など)のpH測定,工業排水の水質管理,さらには,分析化学における中和滴定の終点の検出手段として使用されるなど,その用途は広範にわたっている.そこでpH測定方法1)が同一基盤のうえに立ち,できれば国際的にも一致した方法1)となるよう検討され,昭和32年にpH測定方法の日木工業規格1)(JIS)が制定された.その後,昭和53年に全面的に改正されたJISが最も新しい規格である(264ページ参照).
 本稿では,ガラス電極,比較電極および温度補償電極を一体とした複合電極2)を使用したpH測定操作を述べる,特に,pHメータは,国の検定を受ける義務があり,計量法施行令等の一部改正(昭和50年)によると,検出部(ガラス電極)は1年,指示部は3年と決められている.ガラス霊極は,破損するまで使用するのではなくて,規定に従って検定を受け,正しく計器を取り扱っていただきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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