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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻3号

1982年03月発行

文献概要

知っておきたい検査機器

嫌気チャンバー—フォーマ社嫌気培養装置モデル1024

著者: 小栗豊子1

所属機関: 1順天堂大学付属病院中検

ページ範囲:P.265 - P.269

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 嫌気チャンバーは嫌気的条件を維持している気密ボックス内で,細菌の培養手技を行ったり,ボックス内に内蔵している孵卵器内で嫌気培養ができるように設計されている機械である.最近では従来からの嫌気ジャーを用いる方法に加え,嫌気チャンバーを導入する施設が目立ってきた.この理由としては嫌気培養の検査件数が増加したこと,クロストリジウム ディフシールのような厳しい嫌気条件下でないと,培養が困難な菌種の検査が依頼されたりすることによると思われる.嫌気チャンバーは多くのメーカーで製造されているが,ここでは世界で初めて嫌気培養を総合システムとして開発したアメリカのフォーマ社製嫌気性培養装置モデル1024につき解説してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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