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検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
胃液の酸度とは
著者: 森賀本幸1
所属機関: 1京都大学医学部第一内科
ページ範囲:P.310 - P.317
文献購入ページに移動 1966年にシカゴで開催されたアメリカ消化器病学会において,胃液酸度の測定について1963年以来検討をつづけていたMooreの理論に基づいて,Hightower・Janowitz・Moore・Grossmanの連名で胃液酸度に関する提唱が行われた.その内容の第一行目に"胃液酸度とは何か?"の項目があるが,今回の表題に同じであり,その解答がそこに見いだされるといってよいであろう.ここでは,上記の提唱が意図したところと,今日日本消化器病学会の胃液測定法検討委員会が合議の上で提出した標準的胃液検査法とにしたがって述べてみたい.
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