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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻5号

1982年05月発行

文献概要

マスターしよう基本操作A

脳波電極の付け方

著者: 石山陽事1

所属機関: 1虎の門病院生理学科

ページ範囲:P.451 - P.458

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 電極の付け方は生体電気現象導出の基本であり,雑音の少ない良い記録を得るためには,もっとも重要な検査技術の一つである.最近は生体現象用増幅器の性能が向上し(雑音の少ない高入力インピーダンスを持った差動増幅器が使用されている),かつ電極の材質も良くなっており,心電図程度の微少電位(mV=10-13Vの桁の電位)ならいとも簡単に増幅し記録することが可能となっている.しかし電極を皮膚に接着する技術は従来どおりであり,かなりの熟練が必要である.特に脳波導出に関しては脳波そのものの電位が小さく記録に雑音が混入しやすいばかりか,使用する電極も心電図電極に比して小さく,それだけ皮膚と電極との間の接触抵抗は大きくなる.加えて脳波検査は頭髪の影響も無視できないなど,電極接着技術のマスターは容易ではない.ここでは皿電極による電極の付け方について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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